全体ミーティング報告

若者分科会議長の窪西です。
先輩のありがたさを実感した一日になりました。

先日、アラムナイ(卒業生)をお招きしての第1回全体ミーティングが行われました。全体ミーティングとは、アラムナイの方々に現在の進捗を報告してフィードバックを受ける会議です。
5月末に本格始動してからの約1ヶ月、どういうディスカッションをするのかについて議論し準備をしてきましたが、いかに僕らの想定が甘かったかを思い知らされることになりました。上手い議論に昇華させるための技術に始まり、フィールドワーク先の提案、北京側との共有まで、ありとあらゆることに関してアドバイスを頂きました。「少しのことにも、先達はあらまほしきことなり」とはよく言ったものです。

しかし、今年の京論壇の理念は「明日を変える議論」という、ここ数年はありえなかった理念であります。したがって、社会にどのような意義をもたらすか、「明日を変える」にはどうしたら良いか、例年以上に真剣にこのことを考えています。この理念の実現に関して、先達はいません。僕らが一から考えていかねばならないことです。
私が所属する若者分科会では、若者の明日を変えたいと考えてきました。ただ、その実現は非常に困難です。アラムナイからは「明日を変えようとするあまり、議論の内容がつまらないものになっている。必ずしも理念にこだわる必要はないのではないか」という指摘も頂きました。

それでも、僕らは理念から逃げることなく、限界まで「どうやって明日を変えるのか」と、自分たち自身に問いかけていきたいと考えています。何故なら、京論壇は学生の自己満足の団体ではなく、様々な人に支えられている団体だからです。

先輩のありがたさを実感した一日であると同時に、自分たちの方向性を再認識した一日となりました。